旅と言っても、人によってその時によって内容は様々だろう。家族や友人と観光地を巡る旅、バイクで各地を巡るツーリング、列車と徒歩や自転車で各地を巡る旅、世界中を巡る放浪の旅、日帰りだったり数日だったり、数ヶ月だったり。旅はいつでも程度の大小こそあれ、普段とは違った環境に身を置くことで、感動することがあったり、違った角度から自分を見つめ直したりすることができる大切な場であろう。
しかし、私がここで取り上げたいのはその中でも特に感動が大きく、自身の成長に大きく影響するような旅である。それは複数人よりは一人、速い移動よりはのんびり、観光客が多く集まるところよりは閑散としたところ。二人以上で旅するとどうしても一緒にいる相手に気が向いてしまい、外に向かわなくなってしまう。飛行機や特急列車などで速く移動してしまうとその途中で感じる物が少なくなってしまう。人が多く集まるところはどうしても人との関わりは希薄になってしまう。
このように一人でのんびり旅することによって、普段よりも感受性を鋭くし、いろいろなものに感動して、その結果感性が磨かれて人生をより豊かにすることができるような旅をスロートラベルと呼ぶことにする。
このサイトでは、私がこれまで経験して来たスロートラベルとそこで感じたことを、写真を通して紹介することにする。現在のところは鈍行列車での国内旅行がメインとなっている。いわゆる貧乏旅と言われる元気な若者が行うハードな旅とはまた違った、どんな年代にもできそうな雰囲気を出していけたらと思う。年配の方々の間で青春18きっぷ旅行が流行りだしているという話も聞くことだし。

2004年8月

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